肝炎・肝臓病治療の解説・まとめ

(New)C型肝炎薬「マヴィレット」とはどんな薬か~経口新薬の進化版登場!!~

千葉肝臓友会副会長    篠田省輔(肝炎コ–ディネーター)

周知の如く、ここ数年、C型肝炎の治療には、インターフェロン治療にかわって飲み薬のみの治療法、即ち、インターフェロンフリー治療法が使われるようになりました。著効率は高く、ここのところ、ハーボニー、ソバルディを中心にヴィキラックス、グラジナ・エレルサ、ジメンシーなどが患者の病態、他の持病、併用注意・禁忌薬などを勘案して使い分けられています。

著効率(SVR)は、殆ど95%以上の高率であり、ほぼ同等と言えます。治療期間も殆ど12週間であります。又、各新薬はウイルスのジェノタイプ1型、2型などそれぞれに適合するものを選んで使用することになっています。

しかし、まだ課題は残っています。従来のインターフェロン治療、経口薬併用のインターフェロン治療、初期の経口薬療法で治らなかった患者は、ウイルスに耐性変異がある場合が多く、さらに改良された新薬が必要です。又、心臓、腎臓疾患を持っている患者は適用に注意が必要です。更に、非代償性肝硬変にまで進んでいる患者への適用はできないことになっており、これも課題の一つです。

そんな中、この度「マヴィレット」という経口新薬が2017年12月に発売されました。著効率は従来薬と同等以上で、上述の課題をかなりクリアーする、いわば進化版の新薬です。特徴は、先ずC型肝炎の場合、治療期間が短期で、8週間です。次に、パンジェノタイプ、即ち、ジェノタイプを問わず適用できることです。そして、従来の経口新薬で治らなかった患者でも著効率が高いようです。更に、腎障害のある患者でも適用でき、著効率も高い結果が報告されています。つまり、難治性の患者さんや腎疾患で適用ができなかった患者さんにとって頼もしい新薬が出たと言えます。

ここでは、「マヴィレット」とはどんな薬かを入手できた限りの情報を抜粋して纏めてみました。ご参考になれば幸いです。
(詳細は薬剤添付書などをご参照ください。)

 

【「マヴィレット」の錠剤・包装及び適用対象・治療期間・薬価・用量の概要】

マヴィレット配合錠写真

 

適用対象:C型肝炎(ジェノタイプ不問)
     C型代償性肝硬変

治療期間:C型肝炎:8週間
     C型代償性肝硬変:12週間

薬  価:24,210円/錠
     72,630円/日

用  量:1日1回、3錠服用

       マヴィレット錠
(グレカプレビル・ピブレンタスビル合剤)

【著効率のデータ(治験結果)】

マヴィレットの治験結果グラフ

【副作用について】

副作用について(1)

【注意事項】

副作用について

以上