〇肝臓がんの治療でがんを兵糧攻めにする「肝動脈化学塞栓(そくせん)療法(TACE)」はよく知られている。又、がん細胞などの特定の分子を狙い撃つ分子標的薬「ソラフェニブ」が肝臓がんでも適用されるようになっている。近畿大学ではこの二つの治療法を組み合わせて、従来より大幅に上回る治療効果を得たという。
〇この肝臓がん臨床試験における成果を近畿大の工藤正俊教授(消化器内科)らが20日、米国臨床腫瘍(しゅよう)学会で発表した。
工藤教授は「過去の臨床試験の詳しい分析から、試験の組み方を工夫したことがうまくいった要因」と指摘。この治療法が一部の肝臓がんの標準的な治療法になる可能性が高いとして、「海外の治療指針が変わる可能性もある。肝臓がんの患者さんに大きな朗報だ」と話されている。
〇詳しくは、 2018年1月17日 (水)配信の朝日新聞をご覧ください。
【千葉肝臓友の会】