C型慢性肝炎、日本人初回治療例でのダクラタスビル・アスナプレビル療法の著効率は89%

〇C型肝炎の経口新薬(ダクラタスビル・アスナプレビル)の国内第3相試験の結果が広島大学の茶山 一彰氏らにより最近の米国肝臓学会で発表されました。
今回は初回治療例と再燃治療例の患者に対して行われ、前者の著効率は89%、後者のそれは96%であったと報告された。発表記事の一部を抜粋してお知らせします。

C型慢性肝炎、日本人初回治療例でのダクラタスビル・アスナプレビル併用療法の著効率は89%、

学会フラッシュ:米国肝臓学会 2014年11月7日~11日
Boston, U.S.A 2014/11/14米国肝臓学会取材班

 日本人のC型慢性肝炎患者において、直接作用型抗ウイルス薬(direct-acting antiviral agents:DAAs)であるNS5A阻害薬ダクラタスビルとNS3プロテアーゼ阻害薬アスナプレビルの併用療法の著効(sustained virologic response:SVR)率は、初回治療例では89%、前治療再燃例では96%だったことが報告された。これは国内第3相試験の結果で、広島大学の茶山 一彰氏らが米国肝臓学会(AASLD2014、11月7~11日、ボストン開催)で発表した。

日本においては、ダクラタスビルとアスナプレビルの併用療法はインターフェロン(IFN)を含む治療法に不適格の未治療か不耐容の 患者、あるいはIFNを含む治療法で無効だった患者に対し、既に承認されている。保険適応を有するIFNフリー療法はこの2剤のみ で、現在、初回治療例や前治療再燃例にはIFNフリー療法を保険診療として実施できない。

今回報告されたのは、日本人の初回治療例を対象に、ダクラタスビル(DCV)とアスナプレビル(ASV)の併用療法とプロテアーゼ 阻害薬テラプレビル(TVR)、ペグインターフェロン(PEG-IFN)、リバビリン(RBV)の3剤併用療法を直接比較した第3相 試験の結果。対象は、(1)年齢が20~70歳、(2)ジェノタイプ1b型で登録時のHCV-RNA量が10万IU/mL以上、 (3)IFNやRBV、DAAsによる治療を受けたことがない、(4)肝硬変ではない――といった条件を満たした患者だった。

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