新薬・治療法のトピックス

B型慢性肝炎第一選択薬の一つとして「テノゼット」を発売(GSK社)

グラクソ・スミスクライン(GSK)は23日、抗ウイルス化学療法剤「テノゼット錠 300mg」(一般名=テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩錠)を発売した。同剤は米ギリアド・サイエンシズ社が創製した核酸アナログ製剤で、B型慢性肝炎治療薬としての独占的開発・販売権をGSKが取得している。
同剤は経口投与型の新薬で、薬価は1錠(300㎎)996.50円。予測投与患者数は3.5万人という。 

注意すべきは、同一成分・同一含有量の医薬品として、すでに鳥居薬品のHIV-1感染症治療薬「ビリアード」が発売されている。厚生労働省保険局は、B型肝炎ウイルスの増殖抑制を目的とした「テノゼット」と既に薬価収載されている同一成分の抗HIV薬の「ビリアード」とは異なるものであると注意を促している。

ちなみに、薬価も大幅に異なる。又、テノゼットは白色、ビリアードは薄い青色であり、両剤は色が異なる。

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GSK  B型慢性肝炎薬テノゼット 発売、第1選択薬の一つ