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C型慢性肝炎治療薬ソブリアード(シメプレビル)カプセル発売


C型慢性肝炎治療薬シメプレビルが12月6日発売されました

〇去る10月、厚労省で認可されたシメプレビル(商品名ソブリアード)が、いよいよ12月6日に発売されました。この薬はインターフェロン・リバビリンと併用される新薬で、治験では、持続的ウイルス陰性化率が89%であり、良好な治療成績であった。同種のテラビックで現われる重篤な皮膚症状などは殆どなく、適用しやすく、皮膚科専門医との連携は求められていないという。下記のヤンセンファーマ社の発表をご参照下さい。

ヤンセン C型慢性肝炎治療薬ソブリアードカプセル発売

ミクスOnline 2013/12/13より

ヤンセンファーマは12月11日、日本人に多いジェノ タイプ1型C型慢性肝炎の治療薬ソブリアードカプセル100mg(一般名:シメプ レビルナトリウム)を6日に発売したと発表した。

ペグインターフェロン(α-2aまたはα-2b)とリバビリ ンとの3剤併用療法で用いる。類薬のテラビック(テラプレビル)では、副作用として重篤な皮膚障害(添付文書で「警告」扱い)があり、そ の対策として皮膚科医との連携が求められている。ソブリアードではそうした対策が求められておらず、皮膚障害の副作用を発現した患者や懸 念がある患者にとっては、新たな選択肢になりうる。その点は厚労省の薬価算定時にも評価された。用法は、1日1回12週間投与となっている。

国内フェーズ3では、未治療のジェ ノタイプ1型C型慢性肝炎患者への3剤併用療法で12週後の持続的ウイルス陰性化 率が89%で、対照群(3剤のうちソブリアードをプラセボとした)の62%と比べて有意に良好な治療効果を示した。前治療で再燃した患者への有効性も確認され ている。頻度の高い副作用は白血球減少や発熱、貧血、頭痛。

薬価は1万3134.60円(1カプセル)。市場予測は2年後のピーク時には投与患者数1.6万人、販売金額180億円 (中医協資料)。