〇B型肝炎に対する核酸アナログ剤として、従来、ラミブジン(ゼフィックス)、アデホビル(ヘプセラ)、エンテカビル、(バラクルード)、がB型肝炎ウイルス増殖抑制剤として、適用され効果を発揮してきましたが、更に進歩した新薬テノホビル「テノゼット錠」が3月24日に認可されました。
〇この新薬は米国ギリアド・サイエンス社が開発し、グラクソ・スミスクライングループがB型肝炎治療薬としての日本における独占販売権を持っています。(注:テノホビルは日本においてHIV治療薬として既に承認されて入り、他社より販売されています。)
〇この新薬は薬効も高いが、核酸アナログ剤の問題点である薬剤耐性変異株の出現が少ないと云われています。従って、核酸アナログ製剤未治療の患者への第一選択薬として推奨されると共に、既存の核酸アナログ剤に耐性を示す患者にも、既存薬と併用して適用できるという。
〇関心ある方はグラクソ・スミスクライン社のプレスリリース(下記ホームページ)をご覧ください。