新薬・治療法のトピックス

C型肝炎インターフェロンフリー療法(シメプレビル+ソホスブビル)が有用

〇新しいインターフェロンフリー治療薬、シメプレビル+ソフォスブビルの組合せが有用であることが、米国・テキサス大学健康科学センターのEric Lawitz氏らが行った治験(COSMOS試験)で示された。IFNフリーの併用レジメンの有用性を無作為化試験で全体のSVR 12(著効)達成率は92%、RVR(4週間以内陰性化)達成率は81%という。

HCV11IFNフリーレジメンが有用

公開日:2014/08/13  提供元:ケアネット

 C型肝炎ウイルス(HCV)感染のインターフェロン(IFN)フリー治療として、シメプレビル+ソホスブビル併用療法は肝線維化の程度にかかわらず高い効果を発揮し、忍容性も良好であることが、米国・テキサス大学健康科学センターのEric Lawitz氏らが行ったCOSMOS試験で示された。HCV遺伝子型1型感染の治療は、従来のペグインターフェロン+リバビリン療法から直接作用型抗ウイルス薬を含むIFNフリーのレジメンへと進化している。シメプレビルは1日1回経口投与のNS3/4Aプロテアーゼ阻害薬、ソホスブビルは1日1回経口投与のヌクレオチドアナログNS5Bポリメラーゼ阻害薬であり、いずれも未治療および既治療の遺伝子型1型感染患者の第III相試験で良好な持続的ウイルス消失(SVR)率を達成している。(Lancet誌オンライン版2014年7月28日号掲載の報告)

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