〇日本肝臓学会は、バニプレビル併用療法の認可に伴い、C型肝炎治療指針の改訂3.2版を発行、ホームページに公開した。バニプレビル併用療法の試験結果及び治療フローチャートやバニプレビルとの併用禁忌薬、シメプレビルに関する安全情報などが追加されている。(プロテアーゼ阻害薬併用療法に関心のある方には必読です。)
〇詳細は日本肝臓学会ホームページ(http://www.jsh.jp/medical/)をご覧ください。
C型肝炎治療指針の改訂3.2版掲載 日本肝臓学会、バニプレビル併用療法の試験結果など追加
2014年12月24日 日本肝臓学会
日本肝臓学会は12月19日、C型肝炎(HCV)治療ガイドラインの改訂第3.2版をホームページに掲載した。2014年9月の第3版発刊から2度目の改訂で、同月に承認されたプロテアーゼ阻害薬バニプレビルの併用療法に関する試験結果や、ブルーレターが発出されたHCV治療薬シメプレビルの安全情報などが追加された。
HCVの治療法で新たに追加されたのは「バニプレビル+Peg-IFNα-2b+リバビリン」の3剤併用療法。同併用療法群の治療完遂率は対照群と同等であったが、胃腸障害の発現頻度が高い結果となった国内P3の成績などが記載されている。再治療については、「プロテアーゼ阻害剤治療歴のある症例に対する再治療」の項と治療フローチャートを追加。バニプレビルとの併用禁忌薬やシメプレビルの安全性情報なども付記された。