〇C型肝炎が一部のタイプの頭頸部がんリスクを上昇させる可能性があると、米国の研究グループが、「Journal of the National Cancer Institute」に4月13日オンラインにて報告している。
〇今回の研究では、米国疾病管理予防センター(CDC)で検査を受けた3万4,500人以上の患者データを分析。その結果、C型肝炎の患者はそうでない人に比べて、口腔がん、咽頭がんになるリスクは2倍以上、喉頭がんになるリスクは約5倍であった、という。この研究を率いた米テキサス大学MDアンダーソンがんセンターのHarrys Torres氏は、「皆に理解してほしいのは、C型肝炎はさまざまな影響をもたらす感染症であること、そして治癒可能な感染症だということである」と述べています。加えて、HealthDay News 2016年4月13日で、「C型肝炎は肝臓だけでなく全身に影響を及ぼす感染症であることを、医師は理解しておく必要がある」と述べています。C型肝炎は、肝臓だけではなく全身に影響があることを留意する必要がありそうです。
〇詳細を知りたい方は、QlifePro 2016年04月22日、又は「Journal of the National Cancer Institute」4月13日(オンライン)をご覧ください。
【千葉肝臓友の会】