〇ギリアド・サイエンシズ株式会社は12月19日、代償性肝疾患を伴う慢性B型肝炎ウイルス(HBV)感染症の成人を対象とする1日1回投与の治療薬「ベムリディ(R)錠25mg」(一般名:テノホビル アラフェナミドフマル酸塩)の製造販売承認を取得したと発表しました。
〇この新薬は、いわば、「テノホビル」を進歩させた薬剤であり、従来から使われている「テノホビル」(テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩(TDF)300mgと同様の高い抗ウイルス効果を、TDFの10分の1以下の用量で発揮できるといいう。同剤はTAFとも呼ばれ、TDFと比べ血漿中の安定性が高く、テノホビルを効率的に肝細胞に送達することができ、その結果、投与量および血中のテノホビル濃度の低減を実現でき、TDFと比較して腎および骨に対する副作用が少なく、安全性を改善したとしています。
〇詳しくは、QlifePro 2016年12月21日をご覧ください。
【千葉肝臓友の会】