新薬・治療法のトピックス

米で肝細胞がんにレゴラフェニブ(商品名:スチバーガ)を承認、日本でも適用拡大治験開始

〇現在日本では、肝細胞がんに保険適用できる抗がん薬として承認されているのは、ソラフェニブのみです。
この度、米食品医薬品局(FDA)は4月27日、レゴラフェニブ(商品名スチバーガ)を肝細胞がん(HCC)の治療薬として承認したと発表しました。
(→参照:Medical Tribune  – ‎2017年5月1日(https://medical-tribune.co.jp/news/2017/0501508400/

〇これに関連して、日本でも、肝がん治療薬として、レゴラフェニブ(スチバーガ)の治験がこの3月1日からスタートしています。
この抗がん薬は大腸がんおよび消化管間質腫瘍(GIST)の治療薬として使用されていますが、今回の適応拡大により肝細胞がんの治療に新たな選択肢が加わることになります。尚、今回の治験は、医薬品医療機器総合機構(PMDA)が人道的見地から実施される治験(拡大治験)の一つです。

〇関心のある方は、https://www.pmda.go.jp/review-services/trials/0019.html 及びhttps://byl.bayer.co.jp/SSL/kakudaichiken_inquiry/input.php を参照してください。

〇治験届出者の連絡先はバイエル薬品(株)で、主治医からの問合せのインターネットサイトのフォーマット記載先はhttps://byl.bayer.co.jp/SSL/kakudaichiken_inquiry/input.php です。

【千葉肝臓友の会】