〇C型肝炎経口新薬の“進歩版”である新薬、アヴィ社の「マヴィレット配合錠」(グレカプレビル水和物/ピブレンタスビル)が、いよいよ9月27日に承認されました。この新薬は、次の3点で進化しており、患者にとって大きなメリットがあります。近々に薬価収載され、一般使用が可能となる予定です。
①全ジェノタイプ(1~6型)に適用できます。(従来のC型肝炎経口治療薬は特定のジェノタイプ別に適用対象が限定されていた。)
➁C型肝炎には8週間の短期治療です。尚、代償性肝硬変の場合は、従来と同期間の12週間で適用できる新薬です。
③透析患者を含む腎臓病の持病のある方のも適用が可能であります。
〇グレカプレビルはNS3/4Aプロテアーゼ阻害薬、ピブレンタスビルはNS5A阻害薬で、C型肝炎ウイルスの複製を阻害し、ウイルスの増殖を抑えます。1回3錠を1日1回、食後に投与。投与期間は、ジェノタイプ1と2のC型慢性肝炎は8週間。ジェノタイプ1と2のC型代償性肝硬変、ジェノタイプ1と2以外のC型慢性肝炎、C型代償性肝硬変は12週間です。
〇同剤は、NS3/4Aプロテアーゼ阻害剤グレカプレビルとNS5A阻害剤ピブレンタスビルの配合剤です。適応は、肝硬変を併発していない、もしくは軽度肝硬変を併発しているジェノタイプ1~6型のC型肝炎であると、しており、これら患者には、中等症から重症の腎疾患および腎透析中の患者も含まれます。
〇詳しくは、Qlife-Pro をご覧ください。
【千葉肝臓友の会】